VESTAで作るPOSCAR~表面を作る〜
VESTAで特定の面を露出したスラブ表面の作り方だよ!
まずは適当にMaterials Projectか自分でXRD測ってどうにかしてcifファイルを入手します。
入手できたら適当にVESTAで開きます。
下のリンクから入手してConventional Standardのcifを使おう!
開けたら下みたいな画面が出ます!
次に左下の方にあるBoundary...をクリックすると
こういう画面が出てくるのでxyz(min)(max)の値を0, 1から図中くらいの値に設定してセルを大きくします。すると下図みたいに大きいやつが出てきます。
で、次に上にバーにあるEditからLattice Planesを選択して下の図のように
露出したい面とそれに直行するような面を設定します!
この時のdistance from originのn x dのnの値は根性で、規則を見つけてどうにかします。
(大抵1か4を入れれば何とかなる、知らんけど)
面を設定したら面で囲われてる原子以外は削除してこう言う感じにします。
で視点を変えてどういう周期か見極めて
同じように原子を削除
そうすると111面の単位格子?みたいなものが出来るから
Edit → Edit Date → Unit Cell → Transformで格子定数を111面の単位格子に合わせていくよ!
こう言う視点にして、まず原点Oを決めてa', b', c'となる原子の座標を調べます。
(原子をクリックすると下の方に出てくる)
で調べると
O = 0.0 1.0 0.0
a' = 0.5 0.5 0
b' = -0.5 0.5 1.0
c' = 1.0 2.0 1.0
ってなってるから、 a', b', c'の座標にそれぞれOを引いたものをTransformに入れていくよ!
エクセルか何かでやると楽一応自作のエクセルは最後に載せてます。
Warningが出るけど無視してSearch Atoms~~~~って選択肢にチェックを入れてOKを押す
そうすると新しいやつ111面のやつができます。(この場合はC軸上に111面が露出)
で、これをFile→Export DateからPOSCAR形式で出力して、真空層を適当に作れば完成!
この上にCO2なりH2Oなり好きな分子を置いて吸着エネルギーとかNEB法で煮るなり焼くなりしよう!
真空層は一回xyz形式で出力してその座標をPOSCARにコピペして云々って作業をしないと
多分ちゃんと作れない気がするけど、まぁいいや...
Excelと作った真空層有り・無しのPOSCARは下のURLに置いてます。
これをそのまま使って論文は書かないでね、ちゃんと自分の手を動かしてPOSCARを作ってね約束だよ。